正確に動くことが当然のシステム。
日々、責任感と緊張感を持って
業務に取り組む。

名古屋基幹システム本部 事務システム部

H.M.

2010年入社 / 教育学部卒

仕事内容を教えてください。

私が所属する事務システム部では、JR東海及びJR東海グループの会計システムの運用・保全・開発を行っており、私はJR東海が利用する会計システムを担当しています。資材、工事、会計、資金、固定資産等複数のサブシステムが存在し、JR東海が保有する膨大な量の物やお金等をシステムで管理しています。システム会社ですのでITの知識はもちろんのこと、簿記や固定資産税等の法令の知識も顧客と会話する上で必要です。

入社してから思い出に残っている仕事のエピソードを教えてください。

現在運用している会計システムの取替を2016年~2019年で行っており、私はチームリーダーとしてプロジェクトに参画していました。元々一からプログラムを作成したフルスクラッチのシステムを、一般的に使用されている会計パッケージへ刷新するという大掛かりな取替プロジェクトでしたが、顧客や上司・先輩・同僚、協力会社等と協力し合いながら幾多の課題を乗り越え、日本の和暦が平成から令和に代わるタイミングで新しい会計システムが産声を上げたのは今でも印象に残っています。

キャリアを重ねても成長できる環境であると感じる部分を教えてください。

私自身入社してから4年間は現在と同じ会計システムの保全を担当し、その後基盤システム部にて2年間JR東海が所有する社内向け共通基盤の保全や、社内と社外を連携させるデータ転送システムの取替を行い、基盤系の知識をつけた上で、元の会計システムの取替プロジェクトに参画しています。会計システムの取替では今までの経験をフルに活かして連携するシステムとの調整やシステム構築を行うことができました。異動することによってキャリアを積み上げることもできますし、基礎的な技術から新技術に関するセミナーなど、多岐にわたる研修等が準備されているため、いつまでも成長できる環境が整っていると感じます。

自分の仕事が社会に影響を与えていると感じることを教えてください。

私が担当する会計システムは、正確に動くことが当然のシステムです。日々JR東海を利用されるお客様の切符等の売上げから、リニア関連の工事契約の支払業務まで多岐にわたる取引を集約管理し計算された結果が、決算書の数値として表れます。そのため、数円の誤差でさえ許されません。また、インボイス制度や請求書電子化等の国が新たに定める制度にも対応していく必要があります。常日頃から顧客とコミュニケーションを取りながら、責任感と緊張感を持ってシステムの安定稼働に向け業務に取り組んでいます。

これからの目標を教えてください。

担当している会計システムの取替が今後控えており、取替自体は別グループにて担当しますが、現行保全の立場として、より良いシステムになるよう提案や改善できればと考えています。また、日々情報技術は進化しています。JR東海グループにおける唯一のシステム会社として、最新の情報をアンテナ高くキャッチし、社内だけではなく顧客や協力会社からも信頼していただけるようなSEになりたいと思っています。

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